特別展示

奇跡的な境遇の動態保存車いすゞボンネットバスBXD30(1966年式)

昭和の最後までボンネット型を路線バスに使っていた滋賀県湖西地域にあるバス事業者、江若交通。同社から始まり様々な会社に受け継がれたこのバスは、のちに事故でフロント左が大破しますが、現オーナーが趣味人としての心意気で引き取り、修理しました。

普通の旧車と違い、ボンネットバスはもともと一般ユーザー向けのクルマではないため補修部品が手に入りません。そこで徳島県にある四国交通が所有していた同型の部品取り車からエンジン、ミッションを譲りうけるなどした結果。奇跡的に再生することができました。

7列シート配列のショート車で全長×全幅×全高は5305㎜×2450㎜×2935㎜。4300㎜のホイールベースにより最小回転半径は8.3m。水冷直列6気筒DA640型ディーゼルエンジンは130ps/2600rpmと41.5kgm/1400rpmを発生。

(協力:二輪工房

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