特別展示 車両紹介

国内唯一のナンバー付きの第二次大戦ハーフトラック インターナショナル・ハーベスタM9A1 ハーフトラック
(1943年式)

日本国内でナンバープレートを取得している、第二次世界大戦中の1943年に製造されたハーフトラックは、これ一台です。

オリジナルエンジンのまま公道走行が可能な状態で管理しています。 ボディの一部に銃弾の痕と思われる傷痕が残されています。

今もなお、M系ハーフトラックが現存する可能性は、米国だけではなくヨーロッパにもあります。

その存在範囲はあまりにも広いうえに、現物の調査買い付け、現地の陸送、輸出許可、船会社との交渉、日本の通関、最後に日本の車検など、乗り越えるべき高いハードルはいくつもあります。 そのいずれかで不備があれば、費やした資金も努力も全て鉄屑と化すことになります。

オーナーの山崎氏が、5年にわたる情報収集から、すべての条件を満たす可能性のある車両を発見したのが、2019年4月、場所は米国某所でした。 その後、産業安全保障局と米国国防総省とのやり取りが続き、輸出申請の許可が下りたのが2019年6月。

予想通り、通常の車両購入と比べ、US税関及び国防総省/経済産業省から、出荷に関しての細かな指示が出されました。 一つでも書類不備、条件に見合っていない項目があると審査対象となり、対象期間は対象物を差し押さえ処置となります。

2回に渡っての車両確認、司法書士立会いの下での書類作成、お国が相手の慎重な作業が続き、米国内陸送とUS税関の通過が行われたのが2019年9月、横浜のコンテナヤードで車両を確認したのが2019年10月末、日本の通関作業開始が2019年11月、それから延々たるやり取りと膨大な書類作成、ひと時も気が抜けない状態が続きました。

通関を終えて正式に日本の地を踏んだのは、2020年5月になりました。

即ち、現地へのオファーから、調査・購入・現地国内輸送・合衆国商務省産業安全保障局まで登場する難関の輸出、そして最難関の日本国内の通関など、あらゆる困難を乗り越えるために1年以上を費やした末、ついに輸入許可を頂きました。

その後も登録のための改善作業が続き、予備検査証の取得が2020年10月、大阪に輸送し、2020年11月24日に正式なナンバープレートを取得しました。

荷台に該当する部分もないため、乗用車登録をしています。

重量税は、堂々の159,900円。これは恐らく、乗用車登録の最高額ではないでしょうか?

オーナー:山崎氏